
何かを頑張ってやっていたり、何かにとても悩んでいたりした時に、自分の気持ちがわからないと思う人は多いのではないでしょうか。
自分自身で考えているはずなのに、自分の気持ちがわからないと言うのはとても不思議な感情です。今回は自分の気持ちがわからないと悩んでいる方に、自分の気持ちがわからない理由やその原因、自分の気持ちがわからない時の解消方法や対処法をご紹介しますので、ご参考にして下さい。
自分の気持ちがわからないときとは
自分で自分の気持ちがわからないというのは、誰にでもよくあることです。そのままにしておくと段々自分の本当の気持ちから遠ざかり、不満も溜まっていきます。自分の気持ちがわからないときは理由や原因を知ることが大切です。解消する方法や対処法などをご紹介しますので、悩んでいる方はご参考にして下さい。
自分の気持ちがわからないと悩んでいる
自分で自分の気持ちがわからないというのは、誰にでもよくあることです。そのままにしておくと段々自分の本当の気持ちから遠ざかり、不満も溜まっていきます。自分の気持ちがわからないときは理由や原因を知ることが大切です。解消する方法や対処法などをご紹介ます。
自分の今の気持ちの状態は?
自分の気持ちがわからない方は、まず最初に自分の気持ちを確認しましょう。「誰にも自分の気持ちを言うことができない」「自分の思いと違うのに他人に合わせてしまう」「心から感じることが少ない」「自分の感情とは違う顔をしている」「あまり自分に自信がない」「必要以上に頑張る」「仲間の和や出来事を外から見ている感じがする」
自分が上記のような状態でしたら、自分で自分の気持ちがわかないようになっている可能性が高いです。ただ、自分の感情を知ろうとするのは良いことですし、誰でも自分自身のことを完璧にわかっているわけではありませんので、気持ちを楽にするようにして下さい。
自分の気持ちを確認して自分らしくなろう
自分で自分の気持ちがわからないままでは、心にもあまり良い状態ではありませんので、なぜそうなっているのか、理由や原因を知り、その状態から解消するように自分の気持ちを確かめて、またいつものように「自分らしく」なって下さい。
自分の気持ちがわからないと精神的にも良くない
ストレスとなってしまう
自分の気持ちがわからないときには、自分が本当に思っていることと反対のことを言ってしまう傾向にあります。(本当は違うのに)と頭ではわかっていますので、それがストレスとなってしまいます。ストレスは様々な病気の原因にもなりますので、出来るだけ解消するようにすることが大切です。
自分に自信がなくなってくる
自分の気持ちがわからないと、自分の感情もわからなくなってしまいますので、自分自身に自信が持てなくなってきます。いつも誰か他人の言うことが正解だと思ってしまい、それに従うようになってきます。どれが本当に自分が思っていることなのかも、段々とわからなくなってくることもあります。
自分に自信が持てなくなってくると、いつも他人と比べてしまうようになってしまいます。他人と比べることで自分を「駄目」だと感じてしまい、それがまた、自信がなくなる原因にもなる、ループ状態に陥ってしまいます。
いつも「自分」と違う人間のように感じる
自分の気持ちがわからないと、その場の空気を読んで自分が思ってもないようなことを言ったりすることがあります。本当は哀しいと感じているのに笑ってしまったり、とても辛くて泣きたい気分なのに、怒ったり怒鳴ったりするようなこともあります。
「笑う」というのは人間だけがする感情表現です。人はあまりにも傷ついたり哀しいことがあるともう「笑う」ことしかできなくなることもありますが、それは自分の気持ちがわからなくなってしまっているためです。怒ったり怒鳴ったりするのも同様で、心の中の思いと表面に現れる感情が逆になってしまいます。そうなると「自分」とは違う「人間」のように感じるようになっていきます。
いつも頭で考えてしまう
普通の状態だと、「これが好き」と感情で感じてそれに合わせた行動をしますが、自分の気持ちがわからないときには、まず頭で考えてしまいます。感情でなく頭で考えるとどうしても悩みが出てきます。
「これが好き」と単純なことが「でもあっちが好きかも、こっちも好きかも」と必要以上に悩んでしまうことになります。自分の気持ちよりも頭で考えるということは、気持ちと違う行動をしている場合が多いので、後で後悔してしまうようなことになりかねません。
必要以上に頑張りすぎてしまう
自分の気持ちがわからないと、周囲の目を気にしてばかりになります。周囲を気にするあまり、本当はこれ以上頑張りたくない、やりたくないと思っているはずなのに、それがわからないため、我慢してやってしまっています。そのため、体は疲れてしまいますが、なぜ疲れるのか理由や原因も自分では気づくことができません。
自分の気持ちがわからない理由や原因は
自分の心を無意識に守っている
自分の気持ちがわからない理由や原因には、自分の心を無意識に守っている場合があります。それは誰でも日常的に無意識でやっていることなのですが、それが強すぎて自分の気持ちがわからないようになってしまいます。
無意識で嫌なことや不快なことから、現実逃避したり、なかったことにしようとしたりします。また、辛いことや傷ついたことを無意識で拒絶している場合もあります。自分自身で、自分の心を守るため、本当の気持ちは心の奥に置き、防衛していることが原因です。
自分の存在を否定されたりして育った
子供の頃に自分自身を否定したりされて成長した場合は、自分の本当の気持ちに気づかない場合があります。子供の頃に何か話しても聞いてもらえず、言ったことを否定されたり、怒られたりした場合には、自分の気持ちを上手に表すことが出来なくなってしまい、どんな場合でも自分よりも周囲が正しいんだと思ってしまうようになります。
他人と合わせてしまう
自分の気持ちがわからない理由に、自分に自信がないため、周囲と合わせてしまうというのがあります。現在では「空気が読める」といったことが大切だとされていますので、自分が何か言ったことで空気が変わるのを恐れて、周りの意見と合わせてしまいます。
そうなると、自分の気持ちでなく他人の気持ちが正しく、当たり前になってしまいます。本当は自分は「こうしたい」という思いを心の奥底に隠してしまいますので、自分の気持ちが段々わからなくなっていきます。
自分の気持ちがわからないときの解消方法や対処法5つ
対処法や解消方法①自分を受け入れてみよう
自分の気持ちが分らなくて悩んでいる方は、考え込むのはやめて頭も心もリラックスさせてみましょう。「自分の気持ち」がわからないため、がんじがらめになっていませんか。自分の気持ちがわからないという状態は誰にでもあることです。「自分の気持ちがわからない」という自分自身を受け入れてみましょう。
対処法や解消方法②思っていることと行動は一緒にする
頭と心をリラックスさせ、自分自身を受け入れたら、自分の「感情」がわかるようになってきます。感じた感情をそのまま顔に出してみましょう。嬉しかったり楽しいという感情でしたら、笑ってみます。哀しい辛い思いでしたら泣くのも良いでしょう。心と同じ行動をすることで、自分の気持ちがわかるようになってきます。少しずつあせらずに表現してみましょう。
対処法や解消方法③自分の気持ちを感じよう
自分の気持ちがわからない方は、頭で考えてしまっています。自分の気持ちをわかるようにするためには、心で感じるようにしましょう。自分の気持ちがわからないのに「心で?」と思われる方には、その日自分に起こった出来事とその時に感じたことを書いてみるのをおすすめします。
書くことで自分の心をより感じることが出来るようになります。最初は難しいかもしれませんので無理に感情を絞り出すのではなく、「面白かった」「嫌だった」だけでも良いですし、よくわからなければ「わからない」と書いていても、後で気づくこともあります。素直にその時の感情を書くことが大切です。
対処法や解消方法④自分の制約をはずしてみる
「自分はこうしなければいけない」「自分はあれはやってはいけない」と自分自身に制約をしているようなことはありませんか。ほんの些細なことでよいのですが、いつもきっちりしている方は少し手を抜いてみたり、自分には贅沢だと我慢しているようなことを思い切ってやってみたりすると、自分自身がどう感じたかを体験できます。自分がどう感じたかが大切なことになります。
対処法や解消方法⑤自分の心に時間を与える
いつも周囲の感情に合わせている方は、自分の心に時間を与えてあげましょう。誰にも干渉されないひとりの時間を作り、自分の好きなことをやり肩の力も抜いてみましょう。もし旅行が好きな方でしたら休暇をとって、行ってみたかった場所へ行くのもおすすめです。もっと簡単に散歩したり普段通らない道を歩くのも、心がリフレッシュされ、感情も浮かんでくるようになります。
自分の気持ちがわからない理由や原因まとめ
自分の気持ちがわからない理由や原因とその対処法をまとめました。
自分の気持ちがわからなくなると、とても不安で大きなストレスとなります。最初は些細なことからで良いので、少しずつ繰り返しゆっくりと対処法を行うことで、自分自身の気持ちがわかるようになってきます。自分の感情をそのまま受け入れるようにすることで、自分の気持ちがわかるようになってくるでしょう。